東北応援もちつき 2014.1.1
謹賀新年のぺったんこ
力士に声援、パークホテル
東京・汐留のパークホテル東京で2014日の元旦、大相撲の現役2力士の力業によるもちつき大会が開かれました。
主催はこれまでファイト新聞の支援などを続けているパークホテル東京。岩手の宮城の餅米計8キロと餅の切り分け器の準備、さらに高砂部屋の朝乃丈さん、朝ノ島さんの協力調整などを復興博が担いました。
ホテルの25階のラウンジには早朝から金屏風の特設ステージに臼が置かれ、宿泊客も興味津々の様子。
朝8時45分、司会役の紹介で登場した朝乃丈さん、朝ノ島さんの廻し姿で臨み、まずは1升を15分ほどでつき上げ完遂。続く2回目のもちつきでは、飛び入り参加を呼び掛けたところ主に外国人10人ほどが次々とではつき手になり、わきあいあい、喜びの歓声が絶えないインターナショナルなもちフェスティバルになりました。
この日、つかれたもちはホテルスタッフによってゴマ和えと、大根おろし和えで振る舞われましたが、百人分近くが1時間ほどでほぼ皆のおなかの中に。普段、食べ慣れていないはずの欧米の方々が実においしそうに、楽しそうにカップルで、親子で食する様子が印象的でした。
「もちと力士の取り合わせでこんなに盛り上がるとは思いませんでした」とはホテルスタッフの弁。
理想的なもち料理「もちーお」は人を幸せにするのだとしたら、今回のイベントはまさに「もちーお」の祝祭だったと言えそうです。(一)
もちーお世界初宴 2012.11.19
東北復興応援のもち料理「もちーお(moĉio)」初のお披露目が2012年11月19日(日)午後、東京・汐留のパークホテル東京のイベント「BON!BON!PARC MARCHÉ」で行われました。
復興博メンバーによるもち搗きには子どもたちのほか、外国人ホテルマンも飛び入り参加し、会場には「よいしょ! よいしょ!」のかけ声が沸き起こりました。
薬膳料理家の阪口珠生さんがデザインした、美肌と美髪と美瞳の効果がある3種盛り「薬膳もちーお」(一皿500円)が供され、用意された約40食が完売しました。「おいしい」「新しい」「見た目がきれい」と大好評でした。
ニュースサイトの記事はこちら
もちーお (moĉio)
東北の復興を郷土食を通じて応援する「イーハトーブ料理」企画の、もちを主役にしたキャンペーンが始まります。
それは、「もちーお(moĉio)」。
わたしたちの東北復興もちの名前です。童話作家の宮沢賢治が理想郷を表す言葉として、故郷・岩手から造語したエスペラント語「イーハトーブ」にちなみ、同じくエスペラント語で「もちーお」にしました。
「もちーお」キャンペーンは、二つの取り組みです。
一、東北の食の伝統と魅力を再発見・発掘する
二、新しい文化との融合でより東北らしい食文化を創造する
東北には数百、否、数千ともいわれる多種多様なもち料理が町に村に家々に伝わっています。貴重なおいしい食文化をもっと多くの人たちに知ってもらい堪能していただく―そういう機会を増やすことが大切です。
そして、伝統を踏まえながら、新しい東北の食文化を生み出す流れも必要です。これまでにない食材との組み合わせが、あるいは郷土の伝統食以外の調理法を取り入れることが、さらには斬新なデザインが創造の触媒になるでしょう。東北の伝統と新しい文化の出会いと絶妙な化学反応は「より東北らしい」食文化をもたらすはずです。
「もち」と「もちーお」の違いは、「もちーお」の言葉の中には音引き(長音符)があることでしょう。まるでもちが伸びるように。
「もちーお」はそんな遊び心を大切にします。
イーハトーブもち
東北はもち料理の宝庫。ずんだもち、くるみもち、凍みもち等々、数百種類いやいや数千種類のもち料理があるともされている。もちは正月や冠婚葬祭などの際に供され、家族や友人、知人との絆を深めるための「ハレ食」として食され、昔ながらのもちをめぐるさまざまな習慣、暮らし、文化も今に息づいています。
復興博は、「イーハトーブ料理」の取り組みとして、もち料理の〝もち上げ企画〟を始めます。
もちキャラ「ぺったんくん」 拠点は、多彩なもち料理を一度に楽しめる「もち膳」で知られる岩手県一関市。
理想郷のもち、いわば「イーハトーブもち」を東北中に探し求め発掘、再発見し、広く国内外に紹介します。さらに、新しい感覚で、東北らしいイーハトーブもちをデザインし、多くの方々に食していただく場を作り出します。
イーハトーブ料理をデザイン
東北は食の〝大国〟
文化を通じて自立的復興を応援する復興博は、東北の食のデザインに取り組みます。
まずは料理や食材の再発見と紹介から。
岩手の賢人、童話作家の宮沢賢治が理想郷の意味で名付けた「イーハトーブ」にちなみ、地元だけでなく広く国内外の人々にとって魅力的な新しい、東北らしい料理を提案します。